第10回三条クラフトフェアin槻の森(つきのもり)が17、18日の2日間、三条市・槻の森運動公園で開かれている。初日17日は青空が広がり、全国のクラフト作家188組の作品が並んだ会場は、県内外からの来場者でにぎわった。
三条クラフトフェア実行委員会(高橋恒夫実行委員長)と三条市が共催し、ことしでちょうど10回目。厳選されたさまざまなジャンルの作家の作品を目当てに、近年は4万から5万人が来場する一大イベントとなっている。
今回も、木工、ガラス、陶磁器、和紙、染色、金属、編み組、切り絵、布、皮革、漆、鍛冶、などさまざまなジャンルのクラフトマンが参加し、作品の販売、実演や体験を行っている。
午前10時のオープンを待ちきれずに会場周辺には大勢の人が訪れ、10時半から各作家が提供した作品をチャリティー価格で販売するチャリティー販売には、100人余りが行列をつくった。関係者によると、出足は好調で、昨年よりも人出は多いのではと話していた。
飲食関係の出店でも昼過ぎに売り切れて、店じまいするところもあり、例年並みの準備をしてきたが足りなかったと話す出店が多かった。
この日の三条は、最高気温23.3度のさわやかな初夏の陽気。来場者は帽子など日よけ対策をして、会場の芝生広場いっぱいに並んだテントをゆっくりと見て回り、作家との会話も楽しみながら、お気に入りを探した。昼時には風が渡る木陰に座って休憩したり、子どもたちは芝生の上を走り回ったりと、それぞれのペースでクラフトフェアを楽しんでいた。
翌18日は午前10時から午後4時半まで。会場周辺に駐車場を用意しているが、混雑が予想されるため、無料のシャトルバスの利用も呼びかけている。シャトルバスは、午前9時半始発で三条市役所、東三条駅、会場を結ぶもので、15分から30分の間隔で運行している。時刻表や臨時駐車場の案内は、三条市のホームページでも紹介している。