燕市バレーボール協会(笠原吉一会長)の設立10周年記念事業で2016/17シリーズのVリーグで2年ぶりの優勝を飾った日本電気の女子バレーボールチーム「NECレッドロケッツ」を招き、24日の記念式典とバレーボール教室に続いて25日は招待試合が行われた。
NECレッドロケッツから選手13人と監督、コーチ、マネージャーら合わせて20人を招いたもので、燕市吉田総合体育館で新潟医療福祉大学女子バレーボール部と対戦。3セットを行い、関係者を含め約450人が来場した。
女子バレーボール日本代表の試合が重なったため、主力選手を何人か欠いた一方、新潟医療福祉大は北信越大会上位の強豪。結果はNECの25-16、25-23、25-22と3連勝だったが、第1セットは新潟医療福祉大がいきなり2点を先取してNECが追いかける展開となり、最大3点差に開くこともあったものの、NECは中盤で追い付き、引き離した。
新潟福祉大の方が明らかに格下であり、体格もひと回り小さい。県内の大学でもあり、観客の応援は新潟福祉大寄りに。想像以上の接戦やボールにくらいつく選手に歓声が上がることも多く、バレーボールのおもしろさをたっぷりと味わった。
新潟医療福祉大のキャプテン、千葉県・柏井高校出身の4年生山口彩子さん(22)は、初めてのVリーグ所属チームとの対戦に「思い切ってやろうという気持ちでした。勝ち負けは関係ないといっても、勝ちたい気持ちでやった。思ったより通用したし、対応でき、ディフェンスもできた」と手応えを感じ、「たくさんんのことを学ぶことができた」と目を輝かせていた。