27日午後6時44分ころ、三条市本町2地内で寺の本堂と庫裏が全焼し、周辺の寺や家の一部が燃える火事があった。この火事によるけが人はなかった。
火事があったのは、曹洞宗福昌寺。福昌寺の鉄骨1階建て木造建物の本堂と木造2階建ての庫裏が全焼、付近の寺、住宅2軒が部分焼したほか、付近の寺、空き家、店舗など5軒が一部を焦がすぼやとなり、9時2分に火は消えた。
現場は三条別院や本寺小路に近い中心市街地。午後6時44分ころ、住職の妻から本堂が燃えていると119番通報があり、消防が出動した。三条署によると同寺は、住職を含め3人家族で、3人とも無事が確認された。
また、勢いよく燃え上がった炎から200mメートルほど離れた新小路や青玉小路付近にも火の粉が飛び、道路には真っ黒な燃えかすが散乱した。
糸魚川大火でも飛び火が被害を拡大した原因でもあり、今回の火災でも新小路や青玉小路付近で建物に放水し、飛んでくる火の子などへの消火活動を行い、その後も飛び火警戒の放水を行った。