新潟県央工業同窓会(梨本正実会長)は23日、三条市で2017県央工業高校同窓会総会を開き、昭和31年から平成28年の卒業生と旧職員など約240人が参加し、旧交を温め、世代を超えて語り合った。
午後6時半から三条市のジオ・ワールドビップで、ことしも「集い 語ろう」をテーマに開会。会務報告などの議事に続いて、懇親会に移り、インターハイ出場のウェイトリフティング部、弓道部、レスリング部の3つと野球部の計4つの部活動の監督に出席してもらい、各部活動への激励と激励費を贈呈し、各監督の決意表明も聞いた。
梨本会長はあいさつの中で、学校を取り巻く少子化などの課題に対する同窓会の対応として、燕三条地域での工業高校の必要性を訴えており、一昨年12月に「燕三条工業高校」への校名変更を県と県教育委員会に要望したことなどを配布した紙面にて記載していると話した。
さらに、「母校の在校生は、先生方の熱心なご指導のもと、元気に活動をして、部活動をはじめおおいに活躍してくれています。われわれ同窓会は、母校、後輩の頼もしい存在を大いに応援し、その活躍と喜びを共有してまいります」。
また、参加者の内訳は、昭和年代の卒業生は約6割、平成年代は4割。これほど世代の開きのある同窓会員が毎年、一堂に会するというのは、わが母校の同窓会のほかにはないのではと述べ、「母校の長い伝統を築いていただきました先輩諸兄のおかげ」と感謝。テーマの「集い語ろう」の通り、時間の許す限り、にぎやかに楽しく過ごしてほしいと述べ、大勢の参加に感謝した。
大湊卓郎校長は、生徒、学校への支援と協力に感謝の言葉を述べた。生徒の就職には力をお借りしたいとし、部活動の活躍、三条商業高校と加茂農林高校とともに昨年設立した高校生がつくるNPO法人「トライフューチャー」についてなどを話し、「皆さんのご期待に応える生徒の活躍のフィールドをいっそう広げていきたい」とあいさつした。