三条市は4日午前2時7分、土砂災害の発生が予想されるため、前日3日に続いて災害対策本部を設置するとともに、本成寺地区、大面地区、長沢地区、森町地区の山沿いの地域に避難準備・高齢者等避難開始を発令して災害対応にあたっている。
前日3日は、午後1時にそれまで市内に発令していた避難勧告と避難準備・高齢者等避難開始を解除するとともに、災害対策本部を閉鎖した。第1次配備の警戒体制は継続したが、夜遅くなって雨が激しくなったため、4日午前0時42分に下田支部開設、同56分に井栗、本成寺、大崎、栄支部を開設し、災害警戒本部を設置して第2次配備に移行した。
午前2時7分、土砂災害の発生が予想され、前日に続いて本成寺、大面、長沢、森町の4地区の山沿いの地域に避難準備・高齢者等避難開始を発令。災害対策本部を設置し、第3次配備に移った。
避難準備・高齢者等避難開始の発令に伴い、携帯電話などへの緊急速報のエリアメール配信、三条市の登録制のメール配信サービスでのメール配信を行い、対象地区では、防災行政無線での放送も行った。
午前9時から開いた対策本部会議では、今後の気象状況などから、避難準備・高齢者等避難開始の対象地区に入っていない災害対策支部の井栗支部と大崎支部、それと下田地区のよってげ邸を除いた第2時避難所の閉鎖を決めた。
午前3時53分ころ、如法寺地内の増水で住宅への被害の恐れがあるため、消防職団員が土のう積みを行った。9時現在で人的被害、家屋被害、道路冠水や河川被害などの新たな被害の情報は入っていない。