国土交通省や下水道関連団体でつくる「下水道広報プラットホーム(GKP)」が企画・監修する「マンホールカード」の第5弾が8月1日に配布開始され、三条市マンホールのふたをデザインしたマンホールカードも誕生する。
下水道の「汚い、くさい、見えにくい」といったイメージをぬぐい去ろうと、全国各地のデザイン性あふれるマンホールぶたをデザインした名刺サイズのコレクションカード「マンホールカード」を2016年4月から導入、無料で配布している。表にはふたの写真とふたのある緯度経度、裏にはデザインの由来がある。
全国の自治体からマンホールのふたを募集し、第4弾のこれまでに151自治体の170種が誕生し、約90万枚を配布した。次の第5弾では、新たに50の自治体の52種類が加わり、合わせて191自治体の222種類のラインナップとなる。
新潟県内では、これまでに新潟市、小千谷市、村上市の順に採用され、三条市は第5弾で村上市のもう1種類とともに採用され、これで県内は4自治体の5種類となる。
三条市のマンホールのふたは製作された時代によっていくつか種類がある。採用されたのは1989年から製造された三条の代表的な生産品である作業工具のペンチやスパナ、スコップを並べ、中心に市章を配置したデザイン。マンホールカードは、配布場所である三条鍛冶道場へ行かないと手に入らない。
また、今回の第5弾では、話題性のあるモンチッチ(東京都葛飾区)や戦艦大和(広島県呉市)も登場。8月1日に開幕する「下水道展’17東京」(東京ビッグサイト)では、開催地の東京都や北九州市などの都市がカード配布を予定し、7月27日には初の公式本「マンホールカード コレクション 1 第1弾~第4弾」(スモール出版)も発売される。
また、三条市では配布が開始される8月1日午前9時から中央公民館を集合場所にマンホールカードになった三条市のふたを探す小学生対象の初めてのイベント「夏休みだよ! ご当地マンホールを探せ!〜下も向いて歩こう♪〜」を行う。この夏の三条はマンホールのふたで盛り上がる。イベントのと問い合わせは三条市建設部上下水道課(電話:0256-46-5903、メール:jougesuido@city.sanjo.niigata.jp)へ。