7月の三条マルシェは16日、三条市内の東三条商店街、一ノ木戸商店街、中央商店街を結ぶ史上最大規模の総延長2キロを歩行者天国にした商店街に202店舗が出店。あいにくの雨にもかかわらず4万9700人もの人出でにぎわった。
これまで1年の最後、10月の三条マルシェで開いてきた大規模マルシェを初めて7月に移して開いた。ふだんの三条マルシェにはない全国各地からの交流出店をはじめ、自衛隊車両、警察車両、消防車両の展示、子どもフリマ、もちまきなど盛りだくさんのイベントを行った。
午前中は一時的にバケツをひっくり返したような雨が降って蜂の子を散らしたように大慌てでアーケードの下に逃げ込むことも。継続が危ぶまれたが、その後も雨は断続的に降り続いたものの強く降ることはなかった。
朝からの雨に出鼻をくじかれ、関係者は人出の大幅減を覚悟したが、予想外に客足は順調。感覚的に晴れた場合の7割前後のにぎわいで、雨のなかでも店の前に行列ができた。
また、2010年9月に三条マルシェがスタートしてから今回で来場者累計120万人を達成し、記念のセレモニーを行った。120万人目として記念品が贈られたのは、三条市南四日町に住む阿部友洸さん(32)、鮎美さん(30)夫婦と長男、二男の4人家族。三条マルシェにはたいてい足を運んでいる。
「きょうは雨で市役所まで車で行ってシャトルバスを利用しましたが、いつも散歩がてらに歩くのにちょうどいい」と阿部さん。国定勇人三条市長の公式ブログに掲載された前回の三条マルシェの写真にも自分が写っていたと言う。「近場でこれだけ遊ばせてもらって毎月、まつりがあるようで楽しい」と三条マルシェの魅力を話していた。