昨年10月に発足した県内のけん玉愛好者がメンバーの新潟けん玉部「GATAKEN(がたけん)」(長谷川哲朗代表)は、「海の日」の17日、見附市・道の駅 パティオにいがたで初めてのけん玉大会を開き、県内から30人が参加して競った。
GATAKENは昨年11月からパティオにいがたでけん玉のパフォーマンスショートと体験会を始め、当初は月1回だったが今は月2回、開いている。好評で、パティオにいがたからイベントを開いてほしいとの要望を受け、初めての大会を開いた。
参加者数の目標を30人と高めに設定したが、県外から山形県のひとりを含め県内各地から5歳から46歳までの目標通り30人がエントリー。家族も含めて約50人が集まった。
予選では大皿、ふりけん、日本一周など10種類の技に挑戦し、成功したら加点し、得点で競い、同点を含む上位10人で決勝戦。いっせいに同じ技に挑戦して失敗したらその時点で脱落するサドンデス形式で、ハンディも設けてなるべく誰にも優勝の可能性が広がるようにした。
テラスが会場で、参加者は真剣勝負。親子以上の年齢差があっても手加減なしで、成功して飛び上がって喜ぶ人もいれば、失敗して大声を上げて悔しがったり、涙を流して親の所へ向かったりする子どももいた。
優勝したのは新潟市東区に住む会社員佐々木良一さん(37)。昨年8月に子どもが地元のけん玉教室に通っており、佐々木さんも一緒にけん玉を始めた。まだキャリアは1年にもならない。大会には小学校5年の長男と一緒に出場したが、技術ではまったく長男にかなわない。しかし大会ではけん玉検定2段以上は利き手と逆の手を使うルールで、長男は逆手で競技したので勝つことができた。
佐々木さんは「優勝できて本当にうれしい。学校でもけん玉がはやってるようで、たくさんの子どもにけん玉にふれてほしい。集中力が高まるのもいいところ」と話していた。GATAKEN代表の燕市・保育士長谷川哲朗さん(28)は「予想以上に大勢の方から参加していただき、第1回としては上出来です」と喜んでいた。