三条市大野畑、済生会三条病院は、27日午後7時から同病院で「睡眠時無呼吸症候群」をテーマに健康教室を開くので、いびきが気になる人や熟睡感がない人、運転中に眠気を感じる人など本人をはじめ家族の睡眠が気になる人などの参加を呼びかけている。
健康教室は、地域住民の健康づくりに役立ててもらおうと、テーマを変えて開いている。主に日中に開いているが、今回のテーマはとくに働き盛りの人に聞いてほしいと夜に開くことにした。
同病院の呼吸器内科の渡辺健雄医師から「睡眠時無呼吸症候群について」、臨床検査科の桑原喜久男技師から「検査の種類と内容について」、浅野晴美技師から「睡眠時無呼吸症候群といわれたら・・『治療法について』」と3人の医師からそれぞれのテーマで聴く。質問コーナーも設けるので、直接、気になる症状などを聞ける。1時間で終わる。
睡眠時無呼吸症候群はどういう病気なのかを医師に聞き、病気かどうかを調べる検査方法、病気と診断された場合の治療法を担当技師から聞ける。睡眠時無呼吸症候群が直接的な原因で死亡することはないが、高血圧の原因になり、その結果、心不全につながる場合もある。
慢性的な睡眠不足になるため、体はだるいのに眠さを自覚できないこともあり、仕事中に突然、眠気に襲われることもある。運転中はとくに危険で、居眠り運転をなくすためにも正しく詳しい情報を知ることで、治療を受けるきっかけになることを願っている。
睡眠時無呼吸症候群をテーマにするのは3年ぶりで、前回は男女合わせて69人が参加した。参加は無料で、事前の申し込みは必要ない。対象は働き盛りの中高年やその家族。問い合わせは、済生会三条病院地域連携室(電話:0256-33-1551)へ。