東京六大学野球のうち慶応、法政、明治、立教の4大学と首都大学野球の筑波、東都大学野球の東洋の1、2年生のチームが参加し、さらに県内6高校も加えたリーグ戦「大学野球サマーリーグ」が8月10、11、12日の3日間、三条パール金属スタジアム、長岡市悠久山球場、見附運動公園野球場の3球場で開かれ、ふだんはベンチ入りできない選手たちがグラウンドで躍動する。
首都圏の大学野球部の主に次世代主力選手を対象に、夏休みを利用して育成を図る教育リーグ。スタートした2年前、首都圏の大学は慶応と明治の2大学で、昨年はそれに立教、東洋を加えて4大学と倍増。ことしはさらに6大学に増えた。
それに伴って試合数は第1回の2日間で3試合から、第2回は3日で8試合、ことしは3日間で21試合と大幅に増えた。昨年は大学側からもっと試合をしたいという声があり、ことしは各大学が5試合か6試合に増えた。また昨年までは三条パール金属スタジアムだけが会場だったが、ことしは3球場に増やして一気に規模を拡大した。
高校は県央工業、中越、長岡、長岡大手、長岡工高、帝京長岡、長岡が参加し、それぞれ大学と1試合を行う。
21、22の日間、慶応野球部の3年小野航河さん(20)とマネージャーの2年原田百菜さん(19)が来県してサマーリーグのキャンペーンを行い、メディアをはじめ、スポーツ用品店、飲食店、大型店など回ってPRしたり、ポスターを張ってもらったりした。
小野さんは「下級生にはチャンスの場。なかなか試合に出られないの大勢の人が見てくれる場所で3日間で5、6試合もできる機会はめったにない」とサマーリーグの意義の大きさを強調する。県内高校野球部との対戦や2日目の11日は見附運動公園野球場で大学生による野球教室の開催も計画している。「高校生にも大学野球のレベルの高さを感じてほしいし、大学でも野球を続けるきっかにしてほしい」と願う。
大学野球サマーリーグの参加にかかる費用は選手の持ち出しになっていることから、高校生以下は無料だが、内野席は育成協力金として1,000円の入場料を設定しており、広く来場を呼びかけている。チケットは当日券だけ販売する。
また、大学野球サマーリーグのFacebookページとツイッターアカウントでは各大学野球部の選手の紹介を行っている。試合の日程は次の通り。