三条市のステージえんがわを拠点に活動する「65歳以上の劇団」(岡田美香代表)は23日、三条東公民館で開かれる夏のイベント「サマー☆フェスタ」で「永遠の少女」を上演した。
65歳以上の劇団は、昨年5月に旗揚げ公演を行ったばかり。今回の「永遠の少女」で早くも5作品目で、6回目の公演となった。脚本はオール三条ロケで映画を自主制作したことのある松本卓也監督の書き下ろしで、38歳から84歳までの女性5人と男性3人の8人のキャストで演じた。
いつまでも若い気持ちでいようと、同窓会に集まった高齢者が若者言葉を多用する姿をコメディータッチで表現し、最後はちょっぴりじんとくるハートウオーミングな作品だ。
化粧や衣装もばっちり決め、照明もBGMも凝らした演出もあり、旗揚げから1年ちょっととは思えない完成度の高い舞台に約40人の観客席は笑い声が絶えなかった。岡田代表は予想以上の出来栄えに感極まって目を赤くして観客にも団員にも感謝していた。