三条市の吉田実副市長の退任に伴う新たな副市長に25日、昨年3月に総務部長で定年退職した若山裕氏(61)=三条市=が就任した。
この日午前10時から開かれた臨時会で、国定勇人市長が若山氏を副市長に選任する議案を提出し、全会一致で可決した。若山氏は、休憩中に市長室で国定市長から辞令を受けて副市長に就任し、議場であいさつした。
若山氏は市長から副市長を拝命したことを報告し、「身に余る光栄であるとともに、あらためてその職責の重さに身の引き締まる思いで、覚悟を新たにしたところ」と話した。
さらに「副市長の職務は、市民の皆さまの将来に渡っての暮らしの充実と、三条市政の発展に全身全霊で臆することなく市長を支えることに尽きると考えており、それをまっとうするため、山積する諸課題に対応すべく努力を重ねてまいる所存ですが、もとより微力、浅学非才の身であります」と指導、支援を願った。
閉会後のインタビューで若山氏は、7月中旬に国定市長から副市長就任の要請があり、「市長さんからそう言っていただくことは身に余る栄誉。その場で精一杯、努めさせていただきますと即答しました」と話した。
若山副市長は、裏館小、第三中学、長岡高、玉川大工学部卒業。79年4月に三条市に入庁し、16年3月に定年退職した。父、母、妻の家族3人と愛犬のミニチュアダックスフント「メイ」ちゃんと暮らす。副市長の任期は4年間。