三条市大崎地区の大崎コミュニティ「どんぐりころころ大崎」(高橋茂会長)は30日、東日本大震災で三条市に避難している人への応援をきっかけに始まった地域の祭り「どんぐりころころ広場2017 福島応援隊」を開く。
午前11時から午後2時半まで、三条市農業体験交流センター「サンファーム三条」で開催。ことしも屋外を中心に、縁日風の模擬店やじゃんけん大会(11時半・13時半)、ミニライブ(正午・せっちゃんバンド)、フリーマーケット、大抽選大会(12時半)など、子どもからおとなまで楽しめるイベントを行う。
模擬店では、同コミュニティ名物のお好み焼き(300円)や焼きそば(300円)、かき氷(100円)、生ビール(350円)などを販売する。
さらに、三条商業高校の「いかパン屋」と加茂農林高校の農産物が初出店するほか、野菜販売やフリーマーケットの出店。おもちゃ射的、スーパーボールすくい、ヨーヨー風船、輪投げ(各100円)も楽しめる。
イベントは、2011年3月の東日本大震災により「サンファーム三条」に避難所が開設されたのが開催のきっかけ。避難生活を送っていた人たちに楽しんでもらおうと開いたのが最初で、今は地域住民による交流ときずなを深めることを目的に毎年、行っており、昨年や約800人が来場し、夏休みの一日を楽しんだ。
また、同イベントでは、遊休品をチャリティー販売した売上と会場内に設置した募金箱の善意を合わせて、福島から三条市に避難している人のために役立ててほしいと寄付している。今回は、九州の豪雨災害の被災地にもその善意を送る予定だ。