公益財団法人燕西蒲勤労者福祉サービスセンター「タンポポ」では、来年3月31日まで新規タンポポ事業所入会の募集を行い、この期間の入会者と紹介者にもれなく入会人数分の図書カードかジェフグルメカード1,000円分をプレゼントしている。
例えばば紹介で新規事業所の入会者が8人とすると、紹介者、入会事業所ともに8,000円分の商品券をプレゼントする。どちらをプレゼントするかは事務局で決める。
同センターは燕市と弥彦村の支援を受け、両市村の中小企業勤労者に対して地域に密着した福利厚生のサービスを提供する事業を行っている。1973年に燕市勤労者福祉共済制度がスタートし、99年に公益法人として独立。さらに翌00年に対象を5市町村に広域化したが、平成の大合併があって燕市と弥彦村の構成となり、12年には制度改革新法による公益財団法人となった。
加入状況はことし7月1日で910社の8,651人。昨年同月比較で100人以上の増加となり、財団設立以来最多の加入人数となっている。地道なPR活動が少しずつ「タンポポ」の名前も地域に浸透しつつあり、結果につながっているようだ。
昨年も好評だったことから、新規加入獲得のため、ことしも入会キャンペーンに取り組むことにした。まだ同センターの事業内容を知らない人も多く、事業をPRすることが会員増につながるとみている。
ことしから乳がん検診の補助(500円)、インフルエンザ予防接種の補助(1,000円)、人間ドック受診の補助(4,000円ていど)は年々、申請が増加し、ここ数年はタンポポ会員の健康増進事業に力を入れている。それぞれの補助を受けるには一定の条件が必要となる。
タンポポの入会は、燕、弥彦の中小企業に勤める勤労者と事業者が会社単位で入会できる。会員はひとり月額500円の会費を納めるだけでさまざまなサービスを受けられる。慶弔金給付事業では、結婚祝金1万円、第3子で出産祝金3万円をはじめ、見舞金もある。
施設利用補助券として日帰り温泉、ゴーカート、公園、レジャー、プール、海の家、スキーリフト補助券、また、いちご・ぶどう狩り、クリスマスケーキの補助券など、その時期ごとに発行する補助券もある。
人気は、日帰り温泉の利用補助券や東京ディズニーリゾートの特別利用券。9月1日から発行の選べる食事と日帰り温泉の利用補助券、新幹線の燕三条ー東京の往復の乗車券が1,200円ほど安くなるキップ購入。11月2日までは、山古志牛の角突き入場券の半額での販売、また、夏休み期間限定のサントピアワールド“サマーホリデーキップ”の割引販売も行っている。
タンポポのような団体は新潟県内に6団体あり、全国にも250以上の団体がある。その中で一般社団法人全国中小企業勤労者福祉サービスセンターに加盟している団体は199団体あり、こちらは全国の宿泊、レジャー、生活サポートなどのサービスを利用でき、その公式サイトなどで確認できる。ただし詳しいサービス内容は会員にならないと見れないものもある。タンポポはこれに加盟しているので、あわせて活用に期待している。
同センターの西山功専務理事は「中小企業では、なかなかできない福利厚生の充実のお手伝いができれば」と入会を待っている。加入の問い合わせや申し込みは同センター(電話:0256-61-1430)へ。