2千本を超すはしを焼納してはし供養 (2017.8.4)

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語ろ合わせで「箸(はし)の日」の4日、県央食品衛生協会三条支部(石川友意支部長)は、ことしも三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)で「はし供養祭」を行い、はしに感謝し、イベントで市民にサービスした。

はし供養祭ではしを焼納する藤崎宮司
はし供養祭ではしを焼納する藤崎宮司

同支部会役員や来賓など30人近くが参加し、午前10時半から拝殿で神事を行ったあと、境内に設置した焼納台に神火をたき、支部員や市民の持ち寄った使用済みのはし2,000本余りを焼納し、供養した。

藤崎宮司が神事を行い、ひと握りの箸に神火をつけて焼納台に置き手を合わせた。続いて、参列者が順番にはしをくべて手を合わせ、食べ物を口に運んでくれたはしに感謝した。

使い古しのはしを持参する市民
使い古しのはしを持参する市民

これまで使っていたはしを持参した見附市の小学3年関美惺(せき・みさと)ちゃん(9つ)は、「今までありがとう、という気持ちで入れました」と燃える火に手を合わせたと話した。

供養にあわせて、ことしも同支部の飲食業を営む支部員が調理した焼きそば450食とかき氷250食を無料で配り、子どもたちにはスーパーボールすくいも楽しんでもらった。

 焼きそばとかき氷のふるまい
焼きそばとかき氷のふるまい

また、除菌衛生啓蒙活動の一環で、ブラックライトを使って手洗いのポイントを指導するコーナーをことしも開設し、理解を深めてもらった。

はし供養祭は昭和50年に民俗学研究者が「はしを正しく使おう」と提案して始まり、東京・日枝神社の箸感謝祭が有名。三条ではその3年後の1978年に当時の三条割烹組合(今の三条総合飲食サービス業部会)有志がはし供養祭を行ったのが始まり。その翌年から三条地区食品衛生協会三条支部(現県央食品衛生協会三条支部)が行い、2004年に7・13水害の影響で休んだ以外は毎年、続けている。


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