3日間にわたって行われる第13回三条夏まつりが4日、凧と凧ばやし踊りパレード、市民民謡踊り流しで幕を開けた。会場の商店街の通りには、参加者と観客合わせて昨年と同じ主催者発表で24,000人が繰り出し、夏まつりの始まりを盛り上げた。
一ノ木戸商店街から中央商店街までの通行止めにした大通りが会場。本町二丁目交差点の本寺小路入口にはやしを演奏するやぐらを組み、となりに本部席を設置した。
午後6時に三条夏まつり協賛会会長の兼古耕一三条商工会議所会頭が開会宣言を行って改革。一ノ木戸小児童による凧ばやしのオープニング演奏と演舞に続いて、凧と凧ばやし踊りパレードが出発あした。
今春、三条小学校が廃校になり裏館小学校に統合したことから、参加校から三条小が消え、裏館小、嵐南小、一ノ木戸小の3小学校になった。パレードには3校の6年生など合わせて約450人の児童が参加した。各校で製作した六角巻凧を掲げ、鯛車を引き、そろいのはっぴを着た児童が凧ばやしを踊りながら通りを進んだ。沿道の観客は保護者が多く、わが子を見つけると手を振ったり、カメラで撮影したりする人もいた。
小学生に続いて、三条凧協会の凧組から約550人が参加。各組の六角巻凧を掲げて通りをパレードした。
午後7時半から市民民謡踊り流しで、事業所や自治会、市民団体など43団体から約2,200人がそろいの浴衣やはっぴ、チームのユニホームなどで参加した。協賛会名誉会長の国定勇人市長が、「最後まで盛り上がっていきたいと思いますので、どうぞよろしく」と元気な声であいさつをして前半は『三条音頭』、後半は『三条おけさ』を輪踊りした。
日中の三条は34.1度まで気温が上がった。午後7時でも28.1度あり、少し動くと汗が噴き出し、踊り手は額に汗を光らせて踊りを楽しんでいた。翌5日は大花火大会、6日は三条総踊り、商店街夜店市、あわせて三条夏神輿が行われる。