三条夏まつりの大花火大会が行われた5日、ステージえんがわ周辺では、ナイトマルシェや1000本の「笑顔の竹あかり」の点灯が行われ、予想を上回る大勢の来場者で大にぎわいだった。
大花火大会にあわせたステージえんがわ周辺での初めてのイベント。午後6時からナイトマルシエが開かれ、飲食を中心に18店舗が出店した。
「笑顔の竹あかり」は、昨年は2万本の竹あかりをともすなど毎年、弥彦村で行われている歌や踊りがメーンのチャリティーイベントを中心となって取り組む二村建築から竹あかりを借り、1000本のあかりを通個止めにしたステージえんがわ前の道路に並べた。極東エレキ民謡チームきよ里×エーサクによる音楽ステージやえんがわ特製の竹うちわのプレゼント、ベーゴマ体験もあった。
電車を利用した花火の見物客の玄関口が、ステージえんがわそばにある北三条駅。電車が到着するたびに吐き出す大勢の見物客が、ステージえんがわの前を通って観覧場所の六ノ町公園へ向かった。言い方は悪いが、建物の形状から設計者もなぞらえたように、まるで「花火見物客ホイホイ」のように効果的に来場者を引き寄せた。
初めてのイベントだけに集客を心配した関係者をいい意味で裏切られ、飲食関係ではすぐに商品がなくなって慌てて買い足しに出掛ける出店者もいた。
旧三条小学校の体育館が花火の足元を隠すが、ここからでも十分に花火を楽しめる。1000本のあかりの向こうで輝く大輪の花火は、新しい大花火大会の風景。観覧場所へ向かうつもりが、「ここでも十分、花火が楽しめる」と用意されたチェアに座ってゆったりと花火見物する人もいた。
とくにふだんはステージえんがわを利用することの少ない中高生の来場が多く、中高生にアピールする催しにもうってつけの機会で、来年のイベントが今から楽しみだ。
また、ことしの越後弥彦チャリティーコンサートは、26日(土)に弥彦公園前駐車場で開かれる。