第13回三条夏まつり2日目の5日、信濃川左岸の旧三条競馬場堤外地を打ち上げ場所に大花火大会が開かれ、観覧場所周辺は昨年と同じ主催者発表で10万人が訪れ、次々と夜空に開く大輪の花火を楽しんだ。
信濃川をはさんで打ち上げ場所の対岸の六ノ町河川緑地をメーンの観覧場所に、午後7時半に三条夏まつり協賛会の兼古耕一三条商工会議所会頭の開会のあいさつに続いて、打ち上げ開始。5号玉47発、7号玉51発、尺玉204発、スターマインとフィナーレを飾るナイヤガラなど計36組の花火が2時間にわたって、三条の夜空を彩った。
三条は日中の最高気温が33.2度の猛暑で、午後7時でも27.9度あったが、観覧場所は川風が吹いて涼しく、うちわがなくてもゆっくりと花火鑑賞を楽しめた。開始時間前から大勢の見物客が浴衣姿などで訪れ、ビニールシートを敷いて場所取りをしたり、はやばやと宴会を始めるグループもあった。
打ち上げが始まると、1発ごとに「きゃー」、「わー」と歓声があがり、スターマインには、「すごいね、すごいね〜」と連続する音と大輪の花火にあわせて声を上げている人もいた。
企業提供とは別に恒例となった「三条矢沢ファミリー」、「TEAM HIMURO三条」の名で打ち上げるグループもおり、それぞれがファンのロック歌手に向けてのメッセージが読み上げられると会場内が和やかにどよめいた。また、「愛の伝道師」の名で彼女へのメッセージを伝え、観覧会場でプロポーズをしたカップルもあった。
それぞれの思いで花火大会を楽しみながらも、見事な花火のあとは観覧会場全体に自然と拍手が起こっていた。最後は市民の花火やナイアガラ花火で締めくくった。翌6日は、三条夏まつり最終日で、商店街夜店市、三条総踊り、三条夏神輿を行う。