昨年度、加茂市・新潟経営大学の齋藤ゼミが作成した加茂市の中心市街地、新町地区の商店街を中心に昭和の町並みを再現したジオラマが18日まで燕三条駅の新幹線改札前に展示されている。
このジオラマは、大学と地域の協働による観光活性化モデル事業の一環で、3D-CADと3Dプリンターを用いたデジタルものづくり教育の実践として「加茂市新町ジオラマ制作プロジェクト」に取り組んだもの。新町の商店街約250メートルに面した建物と裏通りに面した建物を約130×45センチのジオラマで再現した。
8人のゼミ生がフィールドワーク、3Dモデリング、3D印刷、塗装、ジオラマベース製作のプロセスをへて制作し、旧加茂市庁舎、加茂銀行、生田屋、金子米店の旧主屋と土蔵、丸山履物店と近藤呉服店、石田家の土蔵など明治から大正時代に建てられた町や土蔵といった歴史的な建造物を再現している。
学内ではすでに公開しているが、今回はふるさとから離れて暮らす人にも昔の町並みを懐かしんでもらおうと、盆の帰省シーズンにあわせて加茂市との共同出展している。