ことしも大相撲・伊勢ヶ浜部屋の弥彦村での夏合宿が18日(金)から23日(木)までの6日間行われ、伊勢ヶ浜正也親方、横綱・日馬富士、大関・照ノ富士をはじめ伊勢ヶ浜部屋力士が弥彦神社相撲場での公開朝稽古(けいこ)や地域の人たちとふれあいを行う。
日馬富士と多くの関取の参加は20日からで、初日18日は伊勢ヶ浜親方をはじめ17人が来県し、午後3時から三条市総合福祉センターで行われる子ども交流イベントに参加し、4時半から近くのパール金属を表敬訪問する。
19日は相撲場で午前7時45分から夏合宿稽古(けいこ)開催セレモニーに続いて8時から10時半まで公開朝稽古、10時半から力士と相撲稽古体験、正午から弥彦神社を参拝する。午後4時からは手分けして、一方は伊勢ヶ浜部屋&スー女交流、ロープウェイ乗車、さらにヤホールで開かれている弥彦村商工会主催の納涼まつりに参加する。
20日は午前8時から10時まで公開朝稽古。その後、日馬富士ら関取が夜に弥彦村に到着する。
21日は午前8時から10時まで公開朝稽古、午後1時10分から新潟市で新潟県護国神社を参拝し、1時半から迎賓館TOKIWAで歓迎交流会に参加してからマリンピア日本海を表敬訪問、社会福祉法人更生慈仁会を慰問。夜は午後7時から三条市のジオ・ワールドビップで激励会に参加する。
22日は午前8時から10時半まで公開朝稽古で10時半から赤ちゃんを抱いて記念写真に収まる赤ちゃん写真大会。午後から二手に分かれて親方や関取は新潟国際情報大学で学校の森地域住民とのふれあいイベントに参加し、もう一方はファンと一緒にツアーでめぐる三条市方面のナシ狩りに参加する。夜は午後6時から弥彦温泉「四季の宿 みのや」で開かれる交流会に参加する。
23日は午前8時から10時まで公開朝稽古を行い、続いて夏合宿終了セレモニーを行い、午後に燕三条駅から東京へ戻る。
また、弥彦温泉のホテルヴァイスでは、19日から22日まで毎日午前11時から午後2時まで入浴付きのちゃんこランチバイキングを行い、力士もこの時間の間にランチを食べに来る。
夏合宿は、昨年5月に設立した一般社団法人どすこい越後の主催で昨年に続いて行われる。2016年8月、弥彦神社御遷座百年事業として新築された相撲場で日馬富士による土俵入りが実現。相撲場を生かして村づくりをと16年6月に弥彦村の8団体で相撲の郷プロジェクト実行委員会を組織し、さらに県内有志による相撲の普及を図る一般社団法人どすこい越後の設立と環境を整え、昨年の夏合宿が実現した。
現役力士を間近に見ることができ、相撲ファンはもちろん広く地域の人たちに朝稽古の見学や交流会への参加を呼びかけている。