続く水害に業を煮やして署名2,736筆 (2017.8.17)

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2004年に7.13水害以降も集中豪雨のたびに通学路を含む道路冠水が続く三条市の南四日町三・四丁目行政区(藤田一明自治会長)は10日、嵐南公民館で「水害をなくしてください住民集会」を開き、「排水路の整備と排水能力強化を要望する陳情書」とともに同地区の住民や事業所社員などの署名2,736筆を県と市に提出した。

「水害をなくしてください住民集会」で2,736筆の署名を提出
「水害をなくしてください住民集会」で2,736筆の署名を提出

住民集会には県と市の担当者、市議、新通川全面改修期成同盟会会長など関係者と金子恵美衆院議員、住民など250人余りが参加。陳情書が読み上げられた後、藤田自治会長が陳情書と署名簿を、三条市の大山建設部長と新潟県三条地域振興局の逢坂治水課長に手渡した。

陳情事項は、「南四日町三・四丁目行政地区 既存排水路の早期整備と改良工事」、「南四日町三丁目地内から新通川へ直接排水するための排水溝の新設工事」の2点。

同地区は7.13水害で五十嵐川破堤により、大きな浸水被害を受けた。三条市では、五十嵐川の改修工事とそれに付帯する水害対策工事を行い、市内では冠水しなくなった地域もあるが、同地区では11年、14年、15年、そしてことし7月の豪雨など毎年、数回は道路冠水。床下浸水の被害を繰り返している住宅もあり、冠水や浸水の場所は同じ地区に限られている。

ことし7月18日の豪雨で発生した冠水
ことし7月18日の豪雨で発生した冠水

冠水場所のなかには、嵐南幼稚園、嵐南小学校と第一中学校、新潟県央工業高校の通学路があり、道路冠水によって児童生徒が通学路を歩けないこともある。

同地域を流れる新通川の改修工事も行われており、まだ完成していないが、降雨時にはこれまでと違って水位に余裕があり、効果が確認されている。同自治会によると、住民は「これで水害がなくなる」と思っていた人も少なくなかったが、ことし7月の豪雨で再び、付近は冠水した。

その原因が排水路の未整備と排水能力不足にあると思われるとして、少しでも早く対応をしてほしいと、県と市に陳情を行うことにした。署名は、7月29日から8月6日までの8日間、付近の住民や企業に求め、2736筆が集まった。

 水害をなくしてください住民集会に250人余りが参加
水害をなくしてください住民集会に250人余りが参加

集会では質疑応答を行い、住民からの質問に市と県がそれぞれ答えた。住民の女性は、大切な生活道路であり、子どもたちの通学路でもあると言い、「大雨ではないときでも、私たちは水害というとてもつらい思いをしていますので、雨が降るたびにびくびくと生活をしています。(市や県の)計画もわかるが、高齢者の方、子どもたちのことを考えて、1日も早く道路冠水の解消をお願いします」と求めていた。


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