18日から23日までの6日間、弥彦村で夏合宿を行っている大相撲・伊勢ヶ浜部屋は18日午後、三条市総合福祉センターで三条市内の保育園児と交流した。
交流イベントに参加した保育園児は、三条市内の私立の保育園17施設と認定こども園1施設の18施設でつくる三条市私立保育園連盟連絡協議会(会長・小松陽子北陽保育園園長)が都合ついた16施設の年長児合わせて424人。この日、来県した伊勢ヶ浜部屋の力士10人が子どもたちと交流した。
弥彦村での夏合宿は昨年に続いて2回目。昨年は日程が調整できず保育園児との交流はなかったが、2年前に伊勢ヶ浜部屋の横綱、日馬富士が弥彦神社相撲場で土俵入りを行ったときにも同様に交流イベントを行っている。
会場を訪れた一般社団法人どすこい越後の名誉会長、泉田裕彦前知事は「皆さんも力士の皆さんのように、おっきく強いおとなになるように頑張ってください」、伊勢ヶ浜正也親方は「地域の子どもたちとふれあって相撲を広めていきたいなという思いできました」とあいさつした。
土俵が描かれた2畳分ほどの大きさのマットを敷き、伊勢ヶ浜部屋の力士10人と対戦したり、記念写真を撮ったりした。園児は数人でまとまって力士にぶつかり稽古(けいこ)を挑んだ。20人くらいでまとまってかかっていっても力士はびくともせず、「がんばーれ!」と園児は声を合わせて友だちを応援した。
最後はお約束で力士が土俵を割ったり転んだりして園児の勝ち。歓声を上げて飛び跳ねて喜ぶ園児も。最初は見上げるように大きい力士が怖そうだったが、最後には自分から話しかけたり、力士の体をさわったりして力士はすっかり人気者だった。
「どすこいというのがおもしろかった。(力士は)弱かった」と鼻高々の男の子、「筋肉があってかっこよかった」とスー女の素質のある女の子もいた。三条市私立保育園連盟連絡協議会の小松会長は「ふだんは午睡の時間ですが、目いっぱいお相撲さんとふれることができ、いい宝物になったと思います」と話した。
このあと一行は今回の合宿に協賛しているパール金属株式会社(高波文雄社長・三条市五明)を訪問し、同社製品を見学。高波社長から記念品の同社製品の贈呈も行った。