燕三条地場産業振興センターでは、8月から「道の駅 燕三条地場産センター」と燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」に外国人旅行者の荷物の一時預かりなどを行う「手ぶら観光カウンター」を設置している。
国交省は、2020年の東京五輪パラリンピックを見据えて訪日外国人旅行者が手ぶらで観光できる環境を整備しようと、2013年から「手ぶら観光」の促進を図っている。
具体的には補助事業として「手ぶら観光」共通ロゴマークを公共交通機関や店舗、施設など受付カウンターに掲示して「手ぶら観光カウンター」を設置してもらい、スーツケースや土産などの手荷物を一時的に預かったり、宅配サービスを活用してホテルなどへ配送したりする。
「道の駅 燕三条地場産センター」には、物産館の免税対応をしているカウンターに手ぶら観光カウンターを設置し、荷物一時預かりと日本国内の宅配サービスを行っている。定休日の第1水曜と年末年始など休館日を除いて午前9時半から午後5時半まで利用できる。荷物一時預かりは当日の受け取りに限り、利用は無料。宅配サービスの利用料は、ヤマト運輸の料金表に基づく。
「燕三条Wing」の手ぶら観光カウンターの利用時間は、休館日を除く午前10時から午後6時半まで。利用料など内容は地場産センターと同じだ。
7月31日現在で全国61事業者が合わせて163カ所に手ぶら観光カウンターを設置している。本県では新潟駅万代口観光案内センターと十日町市総合観光案内所に次いでの設置となった。
21日までに「道の駅 燕三条地場産センター」、「燕三条Wing」ともまだ利用がなく、周知を図る必要があるが、手ぶら観光カウンターを設置したことで、外国人旅行者などに「燕三条地域」を知るきっかけにつながればと期待している。