三条市下田地区のしただふるさと祭り実行委員会は26日、「しただふるさと祭り〜雨生(まおい)の大蛇祭〜」を開き、ことしも下田大橋下の五十嵐川河川公園でのイベントや雨生の大蛇祭、花火大会を行う。
三条市内3地区で最後の夏祭り。メーンの雨生の大蛇祭は、吉ヶ平の雨生ヶ池に住む大蛇が雨や日照りをつかさどったと伝わる伝説をもとに1998年から行っている。
モミの木で作った3メートル余りの頭部に、カヤをよしずで巻いた胴体をつないだ大蛇に、午前8時20分から八木神社で魂を吹き込む神事を行って出発。伝説の笠堀姫を乗せた大蛇を下田地区の若者が中心となって担ぎ、八木前と北五百川を練り歩く行列行進。午後1時に、祭りの特設会場に入場して餅まきを行い、午後5時半からの雨生の大蛇昇天の舞で、胴体部分を燃やし、天に戻ってもらう。
河川公園特設会場では、午前10時半に開会式を行い、ライブ演奏や五十嵐小文治石投げ全国大会、ニジマスのつかみどり、大谷地和紙ワークショップなど日中の行事をはじめ、下田地区10と福島県只見町2の計12店の模擬店も出店。
夕方からは、奈々ライブ、熱気球体験、よさこいソーラン、盆太鼓共演・盆踊りと続き、午後8時15分からの花火大会がフィナーレを飾る。
熱気球体験は、三条商工会議所青年部がことし初めて同祭に参加して行うイベント。搭乗体験は、1人1,000円で、午後4時から実施するが、整理券が必要。整理券は、1人4枚までで、午後2時から計200人分を配布する。また、強風や雨などの天候によっては中止や変更もある。
当日が雨や川の増水などの場合は、イベントを中止。大蛇行進は雨でも実施し、花火大会は順延する。