26日午後3時から9時まで弥彦村・弥彦公園前駐車場で「笑顔の竹あかり in 弥彦 2017」が開かれ、広島の残り火「平和の火」を2万本の竹あかりにともした会場で踊りや太鼓、よさこい、民謡流しが行われ、入場無料で幻想的でダイナミックな夏の夜を楽しんでもらう。
会場に設置する竹あかりの点灯から始まる。2万本にものぼるので、火をともすだけで大仕事。関係者はもちろん、来場者からも手伝ってもらう。
5時から広島の灯り「平和の火」をメーンたいまつに点灯。5時半から「平和の祈り 太鼓の共演」で、初出演の三条市の三條太鼓相承会と西蒲区巻地区の鼓無双のほか、地元弥彦村の一之宮御神丈太鼓、弥彦山太鼓、そして新潟市の永島流新潟樽砧(たるきぬた)の和太鼓の5団体が共演。続いて弥彦村のよさこい添弥、一之宮会民謡流しがパフォーマンスを披露する。
7時半から「平和の祈り メインステージ 目覚めよスピリット」。1983年に創設者の国友須賀氏が高知で開設した「スガジャズダンススタジオ」を母体とする「須賀 IZANAI 連」が踊りのパフォーマンスを繰り広げる。下越地方で活動する踊り子のつながり「合同連 -光-」も加わって踊りのページェントのようになステージになる。最後に一之宮会民謡流しで幕を閉じる。
主催は越後弥彦チャリティーコンサート実行委員会(代表・二村清栄株式会社二村建築社長)。二村さんが視覚障害者を中心とした加茂市の男声合唱団「どんぐり」に入団したことで障害者の支援に関心をもち、新潟県に盲導犬をとチャリティーイベントを企画したのが始まり。
今回も募金箱を設置したり、盲導犬グッズのぬいぐるみやタオル、ランチバッグ、二村建築社員が片手間に作った木工の盲導犬の飾りなどを販売し、売り上げをそっくり北海道盲導犬協会への盲導犬の寄付に充てる。19日には3頭目となる盲導犬を寄付した。また、24時間テレビの募金箱も設置する。
大規模な竹あかりのイベントは「ヤホール」の完成を機に始め、ことしで4年目。数千人が訪れる人気を集めている。5日夜に行われた三条夏まつりの大花火大会にあわせてナイトマルシェが行われた「ステージえんがわ」周辺で、初めて1000本の「笑顔の竹あかり」を点灯し、大好評だった。
二村建築の二村清栄社長は「スガジャズダンススタジオは、全国によさこいを広めた団体。すばらしいステージを楽しんでほしいし、この機会に盲導犬についても関心をもってほしい」と来場を呼びかけている。入場無料。会場には駐車場がないので、近隣の駐車場を利用する。天気によっては中止する場合がある。問い合わせは、越後弥彦チャリティコンサート実行委員会(電話・0256-94-3928・二村建築内)へ。イベントプログラムは次の通り。
15:00〜 | 竹あかり点灯 |
17:00〜 | 広島の灯り「平和の火」 メインタイマツに点灯 |
平和の祈り 太鼓の共演 | |
17:30〜 | 一之宮御神丈太鼓 |
17:45〜 | 弥彦山太鼓 |
18:00〜 | 三條太鼓相承会 |
18:30〜 | 鼓無双 |
19:00〜 | 永島流新潟樽砧 |
19:10〜 | よさこい添弥 |
19:25〜 | 一之宮会民謡流し |
平和の祈り メインステージ 「目覚めよスピリット」 |
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19:30〜 | 國友悠一朗 須賀 IZANAI 連 合同連 - 光 - |
20:45〜 | 一之宮御神丈太鼓 |
21:00〜 | 竹あかり消灯 |