夏休み最後の週末26日、歩行者天国にした燕市燕地区の商店街「燕笑店街イベント第17回200メートルいちび」が開かれ、好天にも恵まれて大勢の来場でにぎわい、衆院選が間近いとも言われるなか、地元衆院議員のカラオケ体験が注目を集めた。
商店街が中心となって企画、運営する毎年恒例のイベント。中央通の中央第一交差点から並木通りの秋葉町一交差点までの約800メートル、穀町、宮町、仲町、秋葉町と連なる商店街を歩行者天国にして会場にした。
商店街の店舗や地元の団体が趣向を凝らした飲食や遊びの店が並び、燕市商店街連合会主催の100燕(えん)商店街、燕市の青空市「ツバメルシェ」も出店。炭酸ロケットやストラックアウトの遊び、昭和のおばけやしきなどはことしも大人気で、働く車の展示では初めての展示のロータリー式除雪車の試乗が人気だった。
ステージイベントの「燕芸祭(えんげいさい)」では、ことしも燕市・カラオケバー「デラックス」主催のカラオケが行われた。10人の出演者のうちひときわ注目を集めたのが、前回衆院選の新潟2区で102票差で勝利した細田健一氏と選挙区では敗れたものの比例復活当選した鷲尾英一郎氏の地元の衆院議員2人によるカラオケ対決が実現した。
歌唱の順番待ちで席を並べた2人は、53歳の細田氏が北島三郎の「与作」で演歌を熱唱すれば、40歳の鷲尾氏はMr.Childrenの「HANABI」を巧みに歌いこなした。
そもそも審査はない。また、先に鷲尾氏のオリジナル応援ソング「スプレッド・マイ・ウィングス」が発表された。その曲を謎のシンガー、ダビドフ鷹頭氏がカラオケで披露するなど、鷲尾氏に分があるという声が多かったが、審査はない。ふたりに見物客は大きな拍手を送った。
早ければ年内にもあると言われる衆院選。ふたりとも常在戦場で活動を続けており、その前哨戦というわけではないが、この日はがっちり握手もして、しばしの休戦だった。