三条市は29日、9月5日召集の市議会9月定例会に提出する議案概要説明会を開き、7月の大雨による災害復旧費などを含む一般会計補正予算、東三条駅前駐車場条例の制定など19件を説明した。
提出議案は、条例の制定と一部改正8件、市道路線の変更1件、平成29年度三条市一般会計及び特別会計の補正予算3件、平成28年度三条市水道事業会計未処理分利益剰余金の処分1件、専決処分報告3件、平成28年度決算の認定2件、人権擁護委員候補者の推薦1件の計19件。
一般会計補正予算では、9月補正予算として補正額9,546.9万円(計486億921.3万円)。7月の大雨に係る災害復旧費のほか、国の制度改正に係る住民基本台帳システム改修費(691万円)、貸事務所等増設のため防火扉の設置などを行うものづくり拠点施設の改修に要する経費(845.2万円)、7月豪雨による農地・農業用施設や公共土木施設などの復旧を行う災害復旧費(1億4,297.5万円)などを含む。
このほか、専決処分報告の、7月31日専決処分で6,261.5万円、8月24日専決処分で1億5,623.6万円を補正。内容は、7月の大雨に係る応急対策費や応急復旧費、公共土木施設等の災害復旧に係る経費、九州北部豪雨の被災地への支援物資や被害状況を把握するための職員派遣に要する経費などで、大雨関係の補正額は合わせて3億6千万円余りとなる。
東三条駅前駐車場条例の制定は、東三条駅を背にして左手側になる東三条1地内の旧長崎屋東三条店跡地のさら地に設置する送迎車用駐車場と自転車駐車場の条例案で、主な内容として、駐車場の名称「三条市東三条駅前駐車場」、使用時間は午前9時から午後9時まで。使用料は、30分まで無料、以後30分までごと100円としている。
同駐車場については、先に開かれた市議会市民福祉常任委員協議会で、整備面積は約2,400平方メートル、駐車台数は普通車32台、マイクロバス2台、自転車など約200台と概要イメージを示している。