2010年に「パンダ焼き弥彦むすめ(枝豆)餡(あん)」で日本全国ご当地おやつランキングでグランプリを受賞した行列のできる人気店「分水堂菓子舗」(伊藤ミヨ子店主・弥彦村弥彦1041-1)は、上野動物園のパンダの赤ちゃん誕生にちなんで新発売した「ベビーパンダ焼き」が人気だ。
パンダ焼きは、米粉ともち米を合わせたもっちりした白い生地でパンダをかたどり、あんを包んだもの。たい焼きのように型に生地を流し込んで作る。
あんは、小倉あんとカスタードクリームをはじめ、弥彦むすめ、火曜限定販売のきんぴら、金曜限定のカレーもあり、1個150円。弥彦村で栽培される早出しエダマメ「弥彦むすめ」をあんにしたパンダ焼きで、日本全国ご当地おやつランキンググランプリを受賞している。
「ベビーパンダ焼き」はパンダ焼きのミニ版。パンダ焼きが身長約10センチなのに対しベビーパンダ焼きは約7センチ。厚みはベビーパンダ焼きの方があるので、重さではちょうど半分くらいになる。中身はカスタードクリームだけで、1個70円で販売している。
店主は村内から嫁いでから60年近く店を切り盛りしている伊藤ミヨ子さん(78)。「パンダの赤ちゃんが生まれたからパンダ焼きも赤ちゃんがいいと思って」と、上野動物園のパンダが生まれるとすぐに業者に注文して既製品の小ぶりなパンダの型を購入して製造、販売している。
ベビーパンダ焼きは人気で、平日でも軽く100個以上を売り、週末ともなれば数百個に。平日の29日も「きょうはひとりで32個も買ってった人がいた」とミヨ子さんも驚いていた。水曜定休、午前9時から午後4時までの営業だがなくなりしだい終了。問い合わせは分水堂菓子舗(電話:0256-94-2282)へ。