三条市が5日から11日まで販売している住民参加型ミニ市場公募債「三条市ひまわり債」は初日5日、202件の合計4億7,260万円を販売し、発行総額8億円のうち59.1%を販売した。
近年は年1回、8億円を発行しており、昨年は初めて完売せず、販売は発行額の74.1%に当たる5億9,250万にとどまり、2億0,750万円が売れ残った。
そのため購入額の上限を昨年の200万円からことしは300万円に引き上げた。販売期間も昨年は火曜から金曜までの4日間だったが、ことしはそれに週明けの月曜を加えた実質5日間とした。
昨年の初日の販売は232件の4億0,180万円で、販売率は50.2%だった。それと比べて今回の初日は件数では13.0%(30件)減だったが、購入額の上限の引き上げが奏功し、販売額では17.6%(7,080万円)増。初日のひとり当たり購入額は昨年の173万円から今回は233万円と60万円、増えた。
ただ、2年前は初日で350件の6億9,990万円を販売し、2日目で完売している。そのペースを下回っているのはもちろん、初日は販売額では昨年を上回ったといえ、件数では昨年より少ないのが心配され、市民の購入を呼びかけている。
利率は0.25%、発売日は12日。5年満期一括償還で購入価格は10万円から300 万円までで10万円単位。第四銀行が4億2千万円、三条信用金庫が3億8千万円を販売している。問い合わせは三条市総務部財務課財政係(直通電話:0256-34-5526 )へ。