6月に公益財団法人三条市交通安全協会の会長職を退任した加藤紋次郎さん(79)が4日、会長職19年間の感謝と交通安全の願いを込め、6月25日の「無事故の日」のために役立ててほしいと同会に19万円を寄付した。
4日にジオ・ワールド・ビップ(三条市)で有志の主催で開かれた「三条市交通安全協会前会長を囲む会」で、加藤紋次郎さんから加藤敏敦会長に寄付を手渡した。一方、加藤敏敦会長から加藤紋次郎さんに「長い間お疲れさまでした」と感謝状と記念品を贈った。
加藤紋次郎さんは、「19年間会長をさせていただきましたお礼として19万円」を2014年4月に制定された6月25日の「無事故の日」ののぼり旗の購入費用に充ててほしいと述べ、「本当に皆さんありがとうございました」と感謝した。
会には三条市交通安全協会の加藤敏敦会長や会員、三条署の斉藤正栄署長、「無事故の日」の制定に尽力した小林国男元署長、兼古耕一三条商工会議所会頭など来賓合わせて約70人が出席した。
開会のあいさつで加藤敏敦会長は、この19年間にいろんなことがあったと振り返った。昔は職員の対応が悪いなど問題だらけの交通安全協会だったが、加藤紋次郎さんはいろんな英断をし、事務所の改築、職員の教育、客に対するいろいろなもてなしなどを検討してくれ、最近でも「無事故の日」など、新しい交通安全協会の対応を率先して取り組んだ功績を紹介した。