燕市は9日、燕市吉田アーチェリー場で女子アーチェリーの日本ナショナルチームメンバーでハードオフアーチェリークラブ所属の中村美樹選手を講師にアーチェリー講習会を開き、地元の吉田高校アーチェリー部をはじめ、県内の敬和学園高校、長岡工業高校のアーチェリー部、燕市アーチェリー協会などから中高校生40人余りが参加して指導を受けた。
中村選手は翌10日にハードオフエコスタジアム新潟で開かれる第8回ハードオフ杯選手権アーチェリー大会に出場する。そのタイミングにあわせて講習会を開いたもので、昨年も同様に五輪メダリストの山本博選手を講師に講習会を開いている。
中村選手はサングラスをかけて70メートル先の的を狙って模範を披露した。6月のアーチェリーのワールドカップトルコ大会で女子団体日本代表は2位に輝いており、中村選手は2020年の東京五輪でも活躍が期待されているトップ選手だけに高校生らはメモ帳を片手に息を飲んで食い入るように中村選手の動きを観察した。
的へ矢を取りに行く合間も中村選手に質問した。緊張せずに平常心でプレーできるひけつを聞く生徒が多く、中村選手は「ふだん練習してるときも、誰かに見られているように意識する」、「自分が楽しければ緊張してもいいと思っている」と自身の経験からアドバイスしていた。