三条市立大島小学校と須頃小学校の2年生が7日、農産物直売所「ふるふる」=三条市大島=で小中一貫教育の一環で交流学習を行い、同店を通じて地域のことを調べた大島小児童が、須頃小児童にその結果を発表し、伝えた。
大島小は、地域のいいところを見つけて須頃小児童に紹介しようと4月から取り組み、5回ほど同店を訪れて樋口未来店長や生産者の会の石黒博之会長に取材した。4つのグループに分かれて、「くだもの」、「やさい」、「ジャム、ジュース、おかし」、「ふるふるのしょうかい」のテーマでまとめた。
この日は大島小10人と須頃小21人の2年生が同店を訪れ、大島小2年生は、グループごとに手書きしたカラフルなまとめを手に大きな声で発表した。須頃小児童は、聞きのがさないようにと一生懸命にメモを取った。
大島小は「くだもの」で同店の果物コーナーのおすすめとして今が旬のブドウ「シャインマスカット」を紹介した。県内有数の果樹産地である三条市大島地区にある同店の主力の果物を調べ、2月から始まる春のイチゴ、夏のサクランボ、モモ、ナシ、ブドウ、冬の洋ナシ「ル レクチエ」が販売される月など季節ごとに紹介した。
大島小児童は、「ちょっとだけ緊張したけど、やってみたら楽しくなってきた」、「須頃小の人に伝えられてよかった」。須頃小児童は、「ふるふるのお店には珍しい物や大島にしかない物があるとわかった」と、それぞれに学習の成果を話していた。