国定勇人三条市長は12日、定例の記者会見を行い、三条市名誉市民のプロレスラー・ジャイアント馬場（本名：馬場正平）さんの顕彰記念事業や第5回「燕三条 工場の祭典」など5項目を発表した。

報道関係者からの質問で、昨年10月の知事選で国定市長が公職選挙法違反（事前運動）の疑いで書類送検され、起訴猶予になった問題で、先に新潟検察審査会が新潟地検の不起訴処分を相当と議決したことについて「特段、コメントすることはない。これまでも遵法意識をもってやってきたし、これから先も遵法意識をもってやっていく、それに尽きる」とした。

泉田裕彦前知事が新潟5区の衆院選補選に出馬することについては、「隣りの区の話ですから」、「他人の土俵にずかずか入り込む人とは違いますので」とノーコメントとした。

10月23、24日に初めて三条開催も行われる第30期竜王戦七番勝負の挑戦者が、羽生善治2冠(46)に決まったことについては、藤井聡太四段が本戦トーナメントで敗戦したときは「相当、ショックだった」が、藤井四段でなければ羽生二冠と願っていたので、「まさかそのかたがこの三条の地に訪れていただいて実際に対局していただけるのは本当に思ってもみなかった夢のようなこと」と歓迎した。

日本屈指の将棋齣師と称される手彫りの竹風（ちくふう）駒を作る三条市北四日町、大竹日出男さんの竹風駒を羽生二冠も所有しており、「羽生さんにも大竹さんに実際に会っていただいてどんな会話がなされるのかも楽しみにしたい」と期待を膨らませた。発表項目の概要は次の通り。

1.三条市名誉市民顕彰記念事業を開催

10月27日(金)から29日(日)までの3日間、厚生福祉会館体育館で開き、写真パネル・ゆかりの品の展示、名誉市民顕彰記念切手とグッズの販売、記念撮影コーナーのほか、28日は午後2時からフリーアナウンサー徳光和夫さんが講演し、その入場整理券を10月2日(月)から行政課、栄・下田サービスセンター、中央公民館で配布する。

2.第5回「燕三条 工場の祭典」を開催

10月５日(木)から８日(日)まで三条市と燕市の全域、その周辺地域を会場に開き、103のKOUBA（工場、耕場、購場）をいっせいに開放する。あわせて三条ものづくり学校では「産地の祭典」が開かれ、全国の11ものづくり産地が集まる。

3.三条スポーツごみ拾い大会を開催

10月7日(土)午前8時30分から11時まで一ノ木戸ポプラ公園と周辺競技エリアで開かれる。今回が6回目で、三条で生まれたごみ拾い専用トング「MAGIP（マジップ）」を使って制限時間内にチームで決められた競技エリア内に落ちているごみを拾い、拾ったごみの種類と量をポイント換算して競う。参加費は無料、申し込みは9月28日必着。

4.今年のマルシェはいつもと違う！10月マルシェは初めてづくし

10月の三条マルシェは、1日と7日の初めての月2回開催。1日は初めてまちなかを出て下田地区の」で「道の駅　漢学の里しただ」で開き、7日は「燕三条 工場の祭典」にあわせて三条ものづくり学校と燕三条駅構内で開く。1日は三条市と隣接する福島県只見町で開かれる「只見うまいもんまつり」と三条マルシェを結ぶ「八十里越交流体感バス」を運行する。

5.デマンド交通ひめさゆり　土・日曜日運行の社会実験を実施

平日限定で運行しているデマンド交通ひめさゆりを10月の1カ月間、土、日曜と祝日の運行の社会実験を行う。デマンド交通ひめさゆりのさらなる利便性の向上を図るのが目的で、午前8時から午後6時まで運行し、利用料金は平日運行と同額。

関連リンク

• 平成29年９月12日（火）市長記者会見 - 三条市（新しいウィンドウで開く）