昨年、三条市名誉市民となったプロレスラー・ジャイアント馬場(本名:馬場正平)さんの顕彰記念事業として三条市は10月28日(土)にフリーアナウンサー徳光和夫さんを講師に講演会を開くほか、27日(金)から29日(日)までの3日間、市民から募集した馬場さんの写真パネルやゆかりの品を展示、名誉市民顕彰記念切手とグッズを販売、記念撮影コーナーを設置する。
いずれも会場は現役時代に三条での興行の会場になった“聖地”ともいえる厚生福祉会館。徳光さんはプロレス関係者と親交があり、とくに馬場さんとは深い友人関係を築いた。講演会は28日の午後2時から3時半まで開き、徳光さんから馬場さんに関するエピソードや人柄を語ってもらう。
三条市の馬場さんのファンを中心とする有志でつくる「三条の英雄・世界のジャイアント馬場を名誉市民にする会」が署名活動を行うなどして昨年9月5日の市議会で馬場さんを名誉市民とすることを議決。同10月に元子夫人に「名誉市民の証」を贈った。
それから1年たって今回が初めての顕彰記念事業。12日の定例記者会見で国定勇人市長は、市民に募った馬場さんにゆかりの物もエピソードもあまり残っていないが、「次の世代に馬場さんの功績を伝えていくためにも非常に大事な一歩」との認識を示した。
徳光さんによる記念講演で「馬場さんの姿を直に聞くことができ、何をしなければいけなのかというきっかけになるのでは」、「われわれ三条市民に対して馬場さんがどんな道を歩んで来られたのかを知っていただくきっかけになれば」と話した
講演会は10月2日(月)から行政課、栄・下田サービスセンター、中央公民館で入場整理券を配布する。
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オファーしなかったのか、オファーしても都合がつかなかったのか確認していないが、燕市(旧吉田町)出身の元プロレスラー、キラー・カンさん(70)にも出演してほしかった。カンさんは日本プロレスに入門し、馬場さんを師と仰いだ。今もカンさんは馬場さんのことを「尊敬している」、「いい人だった」と賛辞を惜しまない。
カンさんは燕市PR大使に就任しており、燕三条カレー産業博でも会場の燕三条地場産業振興センターを訪れている。今回の顕彰記念事業では思ったほど馬場さんゆかりの物やエピソードが寄せられなかったとのことだが、まさに生き証人であるカンさんから馬場さんのエピソードを語ってもらい、徳光さん、国定市長と鼎談(ていだん)でもしたらもっとおもしろかったのにと思う。