福島県から避難の70歳以上に新米100キロ (2017.9.15)

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18日の「敬老の日」にあわせて東日本大震災の影響で福島県から三条市に避難している70歳以上の人たちにいち早く新米を味わってもらおうと、三条市江口、渡辺幸蔵さん(70)が15日、自身で栽培したコメ「コシヒカリ」の新米100キロを避難者のための交流ルーム「ひばり」に届けた。

渡辺さん(右)から避難者のための交流ルーム「ひばり」の佐竹代表に新米を手渡す
渡辺さん(右)から避難者のための交流ルーム「ひばり」の佐竹代表に新米を手渡す

渡辺さんが住む地域は、2011年の7.29水害で大きな被害を受けた。当時、全国から支援を受けたことのお返しと感謝の気持ちから「細く長く続けたい」という思いで、2014年2月から福島から避難している人に野菜やコメをプレゼントしている。

「敬老の日」のほか、正月にはお年玉として避難している全員に、5月には「子どもの日」として子どもたちにコメを贈る。家の畑でイチゴ狩りやサツマイモ掘りに招待もしている。

とくに「お年寄りと子どもはいちばん大事な人」と渡辺さん。「敬老の日」にコメを贈るのは4回目になった。今回は三条市に避難している70歳以上の11人に、10日に稲刈りしたばかりの新米を味わってもらうことにした。

近藤さんの善意を預かった「ひばり」の佐竹紀代表は、「もちろんコメはありがたい。継続していただいてることが本当にありがたい」、「心をいただいているんです。うれしいです」と感謝した。

避難している人たちには、避難者応援情報紙「浜通り×さんじょうライフ」で案内し、9月27日から受け取りにきてもらう。


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