公益財団法人燕市交通安全協会安全運転管理者部会(小田島繁信部会長)は15日、燕市交通安全センターでことしも交通安全「旗」リレーの出発式を行い、燕市内の安全運転管理事業所全292事業所が約3カ月をかけて交通事故防止を呼びかけるリレーをスタートした。
交通事故が多発傾向になる10月から12月までの「安全運転実践運動」にあわせて毎年、実施している。同協会の安全運転管理者のいる292社を24ブロックに分け、1事業所が約1週間「交通安全『旗』」を掲げ、一般ドライバーの模範となってもらい交通安全運転を実践する。
交通安全旗は目立つ蛍光色の黄色で「安全運転実践運動実施中」などとある。あわせて一人ひとりが交通安全の目標を記して署名する交通安全署名簿もリレーすることで交通安全意識が高まるというわけだ。
出発式には各ブロックのリレーのトップを務める事業所が参加した。小田島部会長のあいさつに続き、燕署の小池敦交通課長から参加事業所を代表して株式会社本間興業の田辺仁志さんに手渡した。
のぼり旗を受け取った田辺さんは「誓いの言葉」として「このたび交通安全実践運動が実践されますが、期間中は交通ルールを巡視し、地域社会の模範となるよう無事故、無違反に努め、安全運転をすることを誓います」と述べた。
交通安全旗リレーは、企業内の通勤や営業車の運転でほかの模範となる交通安全行動意識を高め、家庭を含む地域でも交通安全意識の高揚をと取り組んでいる。燕市の合併前の2002年の夏のトロフィーリレーに始まり、盾やフラッグでリレーしたこともあり10年以上も続いている。