2010年から東京ヤクルトスワローズとの交流・連携事業に取り組む燕市で16日、稲刈りイベント「スワローズライスファーム2017」が行われ、燕市PR隊鳥のスワローズマスコットキャラクター「つば九郎」が飛来し、元スワローズの投手、荒木大輔さんによるトークショーも行われる。
稲刈りは道の駅そばの田んぼで行った。約100人が参加し、田んぼ1枚の4分の1ていどをかまを使って手で刈った。台風18号が迫るなか、さわやかな秋晴れに恵まれ、人海戦術で30分余りで作業を完了した。
稲の束にしてつかんでかまを引いてザクッと刈る。緑のスワローズのウエアを着た荒木さんも手刈りに挑戦し、「気持ちいいですよ」と笑顔。関係者に「この田んぼでどれくらいコメがとれるんですか?」と質問していた。
午後からは荒木大輔さんのトークショー。三条市下田地区出身のよしもと芸人、関田将人さんを進行役に屋外特設ステージで行い、今シーズンのプロ野球の情勢、スワローズの現状などについて話し、約100人が聴き入っていた。
荒木大輔さんは母の実家が小千谷市にある。ケンオー・ドットコムの取材に対し荒木さんは、子どものころから小千谷市を訪れることがあり、今もコメを送ってくれるので家では新潟のコメを食べていると話した。スキー場に友人がいるので毎年のように新潟を訪れているが、燕三条地域を訪れたのは初めてで、数年前に燕市の存在を知った。
新潟のイメージは、とにかく食べ物がおいしいということ。古巣スワローズでコーチを務めたこともあり、今はテレビでのプロ野球解説や新聞評論を中心に活動しているが「いつでもユニホームを着る準備はある」と話した。