全国中学校水泳競技大会の男子4×100mフリーリレーで3位に入賞した三条市立第一中学校水泳チームが19日、国定勇人三条市長を表敬訪問し、新潟県中学校記録も更新した大会結果を報告した。
午後5時に第一中学校水泳チームの7人が同校の教頭と教諭とともに市役所を訪れ、正面玄関で市職員が拍手とクラッカーで出迎えた。
選手はいずれも3年生でこの大会の泳ぐ順番で赤塚堅太さん(燕市)、渡辺柊さん(三条市)、吉田蒼波さん(燕市)、鈴木滉大さん(三条市)の4人。それに補員の3年秋田崇吾さん(三条市)、3年原島司さん(三条市)、1年清水海里さん(燕市)の計7人。
8月17日から19日まで鹿児島県鹿児島市の鴨池公園水泳プールで開かれた平成29年度全国中学校体育大会第57回全国中学校水泳競技大会の400mフリーリレーに出場し、3位入賞した。タイムは3分43秒05。先の県大会で優勝したときは3分45秒70の新潟県中学校新記録となったが、今回はそれをさらに2秒余り縮め、自らあっさりと新記録を更新した。
選手は結果を報告し、支援してくれた人たちに感謝し、感想などを話した。
赤塚さんは、「まわりの方々のおかげでしっかり結果を残すことができました」と感謝し、大会前に風邪で入院するなどのアクシデントにも負けず、当日、結果を残せたのは、まわりの方のサポートと練習の成果。自分の役割をしっかり果たせました。
渡辺さんは、決勝はとても緊張していて、自分がどれだけできるかわからなかったけど、仲間を信じて頑張って3位と言う結果を出せたので良かった。
吉田さんは、いつもと雰囲気が違う緊張感を味わえた、自己ベストを出すことができ、この経験をいかしていきたい。
鈴木さんは、前の3人がいい順位でつないできてくれたから、ぜったい表彰台に上れるように頑張ろうと飛び込んでいった。この結果を残せたのは、いろんなところでサポートしてくれたコーチや親のおかげだと思って感謝しています。
原島さんは、4人が頑張っていて、自分は応援することしかできなかったから声がかれるまで全力で応援しました。
秋田さんは、4人が本気を出せるように応援するしかなかったので、声がかれるまで応援しました。
唯一1年生の清水さんは、全中に行けたのは3年生のおかげ。とてもいい経験となったので、2、3年生は個人で出られるように頑張りたい。フリーリレーを見て感動した。
国定市長は、決勝の独特な雰囲気のなかで2秒余りもタイムを縮めるのはすごいことと言い、みんなでチームを組んでやり始めたのはいつから、タイムは大会が始まる前に何秒くらい縮めたの、なぜ縮めることができたのかなど、たくさんの質問をして称えた。
現在、7人全員がダッシュスイミングスクール三条で練習しており、小さいころからともに泳いでいる選手もいる。和やかな雰囲気でチームワークの良さも伝わる笑顔の報告だった。