ロシアの体操チームが2020年東京五輪に向けた事前合宿を加茂市体操トレーニングセンターで行うことが内定。27日、加茂市の小池清彦市長が記者会見した。
事前合宿するのはロシアの男女の代表チームで、役員も含めて約30人。時期は未定で東京五輪直前になると思われる。加茂市では06年に日本の男子ナショナルチームが合宿し、08年にはドイツ女子チームが北京五輪直前に6日間、合宿した。
小池市長は、世界トップクラスのロシアの体操選手が加茂市で事前合宿することに「加茂市にとってこのうえなく光栄なこと」喜び、「(東京五輪)で最良の成績をあげられるよう誠心誠意、全力をあげてご支援する所存」と述べた。
加茂市体操トレーニングセンターは06年に完成した。冷暖房を完備し、クローズピットとオープンピットを備えた国内有数の体操の練習施設。SPIETH社製の器具を設置しているが、東京五輪の使用器具が決定したら最新器具に入れ替える。
小池市長は、ロシアの体操協会が東京五輪を目指す日本人選手の訓練を引き受けて指導した結果、優れた成績をあげる日本人選手が生まれている例をあげ、「スポーツの世界の素晴らしさに感銘を受けている」と言い、今回の合宿内定については、「ひたすら最高の成績をあげられるように努める。それが日本人としての責務」と話した。