衆院新潟4区に出馬予定の民進党の前衆院議員、菊田真紀子氏(47)は、希望の党に公認申請するかどうかを3日午後3時から三条事務所で記者会見を開いて明らかにする。
2日午後5時から三条事務所で行われた事務所開きのあと報道関係者の質問に対して菊田氏は「私の気持ちとしてはほぼ固まっているが、現段階で党本部でさまざまな話し合いがされている」、「きょうは差し控えさえていただくが、あすにでも表明させていただきたい」と述べ、その後、記者会見の日程を決めた。
9月29日開かれた民進党新潟4区総支部の緊急集会で、菊田氏が希望の党に公認申請するか、あるいは無所属で立候補するかの判断は菊田氏に一任することでまとまった。
事務所開きの決意表明で菊田氏は、無所属では比例復活がなく、あらゆる面で厳しい選挙になることなどを話し、「私の心はほぼ決まりました」としながらも、「現段階において私の身分については前原執行部に預けている現状なので、残念だがきょうこの場でまだ皆さまにお示しできない。しかし、もうひと晩たって、あすには正々堂々と自分の思い、自分の考え、自分の主張、そして決断の道をお示しさせていただきたい」と約束した。
事務所開きには支持者ら約100人が出席し、選対本部長に就く内山五郎前県議が「(菊田氏の判断が)どうなっても応援していただきたい」、連合新潟の齋藤敏明会長は連合新潟はこの衆院選で菊田氏の推薦を決めたことを報告し、「どこから出ようが菊田真紀子さんの応援をしっかりやっていく」と強調、「安倍政権を倒すための選挙」とした。
立正佼成会新潟教会の木村年延氏渉外部長も「民進党から出ようが希望の党から出ようが関係ない。今まで先生が歩んできた14年間の実績はすばらしいもの」と述べ、それぞれ菊田氏の決断によって菊田氏を支持する思いは変わらないとした。
三条地区責任者の元三条市長、高橋一夫氏は柏崎刈羽原発の再稼働反対、原発ゼロの思いを話したうえで、そのために「小選挙区からどうしても、しかも圧倒的な形で勝つというこで皆さんの力を結集していただきたい」と求めた。佐藤伸広県議の音頭でガンバローコールも行った。