第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」で3日、行われた自転車成年男子1kmタイム・トライアルで、燕市・県立吉田高校出身の日本大学1年治田知也選手(19) が1分3秒832の大会新記録で優勝。吉田高校だった昨年の国体でも少年男子1kmタイム・トライアルで優勝しており、自転車での県勢の国体2連覇は初めてのようだ。
治田選手は昨年のアジア自転車競技選手権大会2016 男子ジュニアチームスプリントでアンカーを務めて準優勝し、昨年4月に一般財団法人燕市体育協会の初めての特別栄誉賞に輝いている。
治田選手は燕市吉田東栄町、介護職治田和久(46)の長男。ことしは故障あがりと聞いていたので「勝つとは思っていなかったので応援に行かなかった」とあまり期待していなかっただけに「うれしいですね。大学で結果を出していなかった分。やっと表に出てきてくれた」と手放しで喜ぶ。
治田選手は15日に福島県で開かれる第53回全日本学生自転車競技トラック新人戦に出場することになっており、今度は和久さんも応援に出向く予定だ。