22日投開票の衆院選に新潟4区から出馬予定の民進党の前職、菊田真紀子氏(47)は3日行った記者会見で無所属で立候補すると発表し、「覚悟を決めたし、退路を断った」と決意を示した。
菊田氏は無所属での出馬を決めたことについて「これからも地元にしっかりと根差した地元の代議士として地元の皆さまの声を最優先に大切にする政治家であり続けたい」とした。
9月29日開かれた民進党新潟4区総支部の緊急集会で、希望の党に公認申請するか、あるいは無所属で出馬するかについては菊田氏に一任することに決まり、10月2日の事務所開きでも判断を表明せず、この日の記者会見での表明となった。
悩んだ理由のひとつは前原グループに所属し、その決意に沿う行動をとらなければならない立場があったこと、衆院選を無所属で戦うのはあまりにもハンディが大きいこと、比例復活当選の道も閉ざされることなどをあげた。しかし、これまでの主張との一貫性や信念に忠実でありたいという思いがあって無所属での出馬を決めた。
野党との連携については「公示まで時間がないので、私の考え方を他党の方にご理解いただき、支援を要請してまいりたい」とし、立憲民主党との合流は「現在は考えていない」とした。
県内のほかの民進党議員とも相談したが、「希望の党と合流するというときには、みんなで一緒に合流できるだろうと思っていたので、現段階ではちょっと足並みがそろわないのか、そこは見えてこない」が、「これ以上、時間を先送りできないのでこの段階での表明になった」と話した。