燕三条地域の卸売業をアピールしようと5、6の2日間、燕三条地場産業振興センターを会場に「燕三条トレードショウ 2017」が開かれ、燕市74社と三条市64社の計138社が122小間に出展する。
燕三条地域は金属加工を中心とした地場産業の集積地。2014年から同じ燕三条地場産業振興センターを会場に毎年開かれている「燕三条ものづくりメッセ」は、ものづくり系展示会として日本海側最大級を誇り、全国から注目を集め、ものづくりで知られる燕三条地域を象徴する一大イベントなっている。
一方で燕三条地域で生まれた製品を流通をさせる卸売業者が燕三条地域の産業を両輪となって支えている。燕三条地域の製造品等出荷額は6,831億円になる一方、材料問屋なども含む商品を流通させる卸問屋は1000社ほどあり、その出荷額は4,120億円にのぼる。
30万種類の商品をいつでも出荷できる状態で在庫し、業務用調理器具・ギフト用品、利器工匠具・量販店向け商品などそれぞれの分野の全国シェアのトップ企業が数多く存在する。そうした卸問屋の底力も発信していこうと昨年初めて「燕三条卸メッセ」が開かれ、燕三条地域の卸問屋やメーカー43社が73小間に出展した。
それも会場の広さからすると出展が少なく寂しい印象だったが、第2回となることしは「燕三条トレードショウ」と名称も新たに大幅に規模を拡大し、見応えのある展示になる。日程も「燕三条 工場の祭典」にあわせた。国外のバイヤーにも来場を呼びかける一方、一般の来場も受け入れる。昨年は1,600人の来場者があったが、ことしは5,000人の来場を目指す。
開幕前日の4日は出展企業が各社が商品の搬入、展示作業を急いでいた。1日目は午前10時から午後5時まで、2日目は午後4時まで。