5日から8日まで行われている「燕三条 工場の祭典」にツインバード工業株式会社(野水重明社長・新潟県燕市吉田西太田)は、ことし初めて参加。7、8の2日間、本社で工場を開放、見学してもらっている。
2日間とも午前は9時から正午まで、午後は1時から4時まで工場見学を行っている。本社ショールームで宇宙用としても開発されたFPSC冷凍機搭載の仕組みなどを説明したあと、工場へ移動してその生産ラインを見学してもらっている。7日は午前だけで130人の参加があり、うち1割ちょっとが県外からだった。
秋田県秋田市に住む中小企業診断士、伊藤くみさん(34)は、6日から8日までの2泊3日で工場の祭典に訪れている。見学先はあらかじめ目星をつけ、ツインバード工業を訪れる前に三条市の諏訪田製作所と三条特殊鋳工所、燕市のヤマダガレージと武田金型製作所などを見学した。
ツインバード工業では午前の最後の回の見学に参加した。ものづくりが好きでとくに金属加工魚に興味があり、「工場の祭典は何年も前から知っていて、ことしようやく来れた」と念願がかなった。「ふだん見られない製造業の現場が見られて感動しました。会社の皆さんが自分の所の製品を生き生きと話してくれ、時間を割いて体験もさせてくれて楽しかった」と喜んでいた。
工場の祭典を観衆するmethodの代表、山田遊さんも同じ回の見学に参加した。会社で使っているものと同じコーヒーメーカーを見つた。ツインバード工業がOEM生産しているもので、知らずにツインバード工業の製品を使っていることに驚いた。また見学した工場内にはその生産ラインも「こんなに小さなラインで生産しているんだ」と、多品種少量生産をあらためて現場ではだで感じていた。
ほかにもツインバード製品を用いた試飲や試食の体験、家電製品を使った科学実験「小さなハンディークリーナーでボーリングの玉を持ち上げる?!」、「スチームの威力で洋服のしわ取り体験/匂い取り体験!」も行っている。