衆院選新潟2区に自民党から立候補した細田健一氏(53)は、公示日の10日午後4時から燕市吉田産業会館駐車場で燕地区の出陣式を行い、支持者ら約150人を前に「1票でもいいから勝つという目標に向けてよろしくお願いします」と支援を求めた。
細田氏は冒頭から「今の私の気持ちを素直に申し上げます。皆さんお願いですからこの燕、弥彦地区で勝たせてください」と切り出し「お願いします」を繰り返した。出席した来賓には「私を応援してもなんの政治的メリットがいない」、「リスクをとって応援に来てくれた」と感謝する一方、「私の地元活動の不足がこのような事態を招いていることは本当におわびしたい」と頭を下げた。
それを払拭するのは燕・弥彦地区で勝利することで、「1票で結構です。この場所で勝たせていただきたい」、「ぜひ、細田健一を頼むという輪を広げてほしい。私はもう皆さまがたにお願いするしかない。本当に心からお願いします」と求めた。
「燕、弥彦で1票でも上回ることができれば全体でもおそらく何とかなると私は考える」が、「今回は社民党の立候補者がなく、前回の得票を前提にすると1万票の差がついている」、「わたしの選挙戦は1万票差がつけられたところからのスタート」とし、燕・弥彦地区での勝利に向けた支援を繰り返し求めた。
自民党県連会長の塚田一郎参院議員は、無所属の対立候補に託す1票の委任状には安倍政権打倒しかなく、政党も政策もなければ誰を首班指するかも示されていない白紙委任であると批判する一方、細田氏は3期目は副大臣の可能性があると期待した。