衆院選が公示された10日、新潟2区から無所属で立候補した前職の鷲尾英一郎氏(40)の出陣式が午前9時半から燕市の事務所前で行われ、続いて鷲尾氏は「新潟県人として地域のために勝ち抜きたい」と第一声を放った。
支持者ら100人余りが参加し、神事を行ったあと鈴木力燕市や風間直樹参院議員などがあいさつし、ガンバローコールを行ったあと、第一声を放った。鷲尾氏は森友・加計学園問題で安倍首相がていねいに説明すると言いながら国会の冒頭で衆院を解散したこと、自分の都合で解散したことを批判した。
少子化対策や農業問題を話し、「選挙で意思を示すことが重要」とした。昨年の知事選で原発反対の意思表示をした米山隆一知事が大勝したことが「民意」であり、「皆さんの方向性は選挙によって決まる。今の政策決定プロセスがいいのか、こんなときに解散するような政権がいいのかは皆さんが決めること」として民意を示すよう求めた。
今回は希望の党に公認申請の選択もあった。いろいろな事情で発表は遅れたが、解散のときから無所属と決めており、安倍政権も希望の党の小池代表もトップの考え党の方針に色濃く反映され、「県民党として再出発していこうと言っている私がどうして小池都知事のもとにはせ参じることができるのか。少なくともその党がどういう体質か見極めるまでは希望の党には行けないと思っている」、「無所属、県民党で立つしかないと決心した」と支援を求めた。