本成寺お会式のお逮夜12日夜に万灯行列 (2017.10.12)

三条市・法華宗総本山本成寺で13日、宗祖日蓮聖人の命日に行う法要、お会式（えしき）が行われる。その前夜の「お逮夜（たいや）」でことしも万灯行列が行われる。

お会式逮夜の万灯行列に参加する本成寺万灯奉納会の門前小若連が太鼓の練習

万灯行列は、造花で飾った万灯を引き、うちわ太鼓をたたいたり、題目を唱えたりして行列する。12日午後6時半に黒門を出発し、旧桜土手、門前通り、赤門、境内の順に回って約1.4キロを練り歩く。地元御題目講中、本成寺万灯奉納会の門前小若連、日蓮宗實盛寺の万灯三盛会、旧白根市庄瀬の本楽寺同行、見附講中、お会式太鼓講の一灯会などで行列を編成し、8時に客殿に戻る。

練習後は菓子をもらって帰る

毎年、中学生以下のメンバーで参加している本成寺万灯奉納会（小林敏文代表）の門前小若連は、連休を除いて5、6日と10、11日の4日間、夜に本成寺で太鼓の練習を重ねた。

練習最終日の11日までに60人の子どもたちが練習に参加した。11日は約40人の子どもたちが参加。表と裏の2種類のリズムでいわば合奏する万灯太鼓と、赤門からは題目を唱えながらたたく題目太鼓、さらに境内に入ってからたたくかえり太鼓の3つがある。

本堂前を飾る巨大な万灯

客殿でそれぞれのリズムを繰り返したたいて練習したほか、実際に境内を歩きながらたたく練習。最後にお楽しみの菓子をもらって解散した。当日は飛び込み参加もあるので、総勢80人ほどになりそうだ。

本番は天気が心配になるのが常で、ことしも12日の本番は降水確率が高く、空模様を気にしながらの万灯行列となりそうだ。