三条市・法華宗総本山本成寺で13日の宗祖日蓮聖人の命日に行う法要「お会式(えしき)」を前にした12日夜の「お逮夜(おたいや)」、今にも雨が降り出しそうな空の下、ことしも万灯行列が行われた。
万灯行列は、造花で飾った万灯を引き、うちわ太鼓をたたいたり、題目を唱えたりして行列した。午後6時半に牛池から地元御題目講中がうちわ太鼓をたたきながら「南無妙法蓮華経」と題目を唱えて出発。次に黒門から出発した旧白根市庄瀬の本楽寺同行、三条市の日蓮宗實盛寺の万灯三盛会、お会式太鼓講「一灯会」、見附市の見附講中、本成寺万灯奉納会の門前小若連の順に続いた。
旧桜土手、門前通り、赤門、境内の順に回って約1.4キロを練り歩いた。太鼓の音に誘われて通りに出て万灯行列に手を合わせる人も。スタートしたころは小雨がぱらついて天気が心配されたが、境内へ戻るころから雨がしとしと降り始め、滑り込みセーフだった。