17日朝、三条市上下水道課の職員が三条市下田地区の工事現場で勤務中、がけ下に転落して死亡する事故があった。
亡くなったのは、上下水道課主任の加茂市陣ヶ峰、高橋晃さん(56)。午前9時20分ころ、三条市庭月地内の配水管布設工事現場で監督員をしていたところ、現場前のがけ下に転落した。
高橋さんは意識不明の重体で新潟市内の病院に運ばれたが11時47分、出血性ショックのため病院で死亡が確認された。
配水管の布設工事は、五十嵐川に沿って走る国道289号で行われていた。広域農道の通称「やまなみロード」と国道289号が交わる丁字路付近で、高橋さんは工事現場わきを流れる約7メートル下の五十嵐川の岩場に転落した。
三条署によると、工事業者が現場で配水管の布設工事をしていたところ、別の配水管が出てきたことから、取り除くべきかなど対処についてを確認するため、監督員の高橋さんが現場を訪れた。
事故原因など詳しくは調査中だが、高橋さんが転落したところ見ていた人がなく、川側の配水管の状況を確認しようとして誤って転落した可能性もある。高橋さんが転落しているのは工事業者が発見したようだ。