22日投開票の衆院選に向けて11日から21日まで期日前投票が行われているが、最終日を残した20日までの小選挙区の投票率は、国政逝去の期日前投票としては三条市はすでに過去最高を更新、燕市は最終日を加えれば過去最高を記録する見込み。とくに20日の投票者は両市とも1日の投票者では過去最多を記録し、22日から影響が出始めそうな台風21号の接近が影響したようだ。
三条市では市内3カ所に設けられた期日前投票所に20日までに13,267人が投票し、選挙人名簿登録者84,544人に対する投票率は15.69%。2014年の前回衆院選の12.24%、16年の前回参院選の15.15%をすでに超えて過去最多となった。21日だけでも2,309人が投票し、1日の投票者として前回衆院選最終日の2,276人を上回る過去最多となった。
燕市では市役所1カ所だけに期日前投票所を設置し、20日までに7,403人が投票し、選挙人名簿登録者68,563人に対する投票率は10.79%。14年の衆院選の7.87%を上回り、16年の参院選の10.84%に迫って最終日を加えれば最終的に上回ってこちらも過去最多となる見込みだ。20日は1401人が投票し、1日の投票者としては前回参院選最終日の1,398人を上回り過去最多となった。
三条市の三条庁舎と燕市役所の期日前投票所は、20日はいずれも投票者でごった返し、燕市では行列ができるほどだった。両市とも投票率が大きく伸びている理由に台風21号の接近をあげており、投票日になって天気が荒れる前に投票をすませておこうという心理が働いているようで、期日前投票最終日の21日はさらに投票者が増えそうだ。
また、三条市は20日までの投票者数で前回参院選の投票者数をすでに上回ったのは3カ所のうち三条庁舎。三条庁舎は会場の第二庁舎となりの三条市厚生福祉会館体育館で14日から18日まで三条市美術展が開かれており、その相乗効果があったようだ。ただ、両市とも20日でも投票者をさばくのにいっぱいいっぱいで、最終日21日はさらに来場者が増えると見られるだけに戦々恐々だった。